フィジカルへ意識を向けると、業務への意識も高まるのは、「運動」も「スキンケア」も同じ

やりたいことにどんどん出合い、次々と実現させている方は、どのように日常と向き合っているのだろうか。毎日使うスキンケアが健やかな肌を導くように、どのような一瞬一瞬を積み重ねて、現在に至るのかを伺うインタビュー企画。

1人目は、エンターテインメント領域のデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援する、BEENOS Entertainment株式会社の代表を務める内海拓郎氏。

――「KINGU」は毎日少しずつ、じっくり時間をかけることで、肌を変えていく、経年を前向きにとらえた本格スキンケアです。内海さんが新サービスを思いつくときは一瞬ですか。 それとも時間をかけますか

時間をかけて、のほうが多いかなと思っています。日々の職務をつうじて見えてくる課題を解決するには、どんなプロダクトが必要かな、というところは常に考えていて。最終的にやるかやらないかの判断基準は、そのサービスがどれだけ困っている人の助けになるか、世の中にどれだけの価値を見出せるか、というところですね。理念的なものは大切にしていきたい。

――ECサービスという商品の性質上、スピードが求められそうですが、商品企画には時間を惜しまないんですね

昨年の1月に開始した「Groobee」というサービスは、まさにスピードに特化していて、初期費用は0円で販売から在庫管理まで可能なECサイトを立ち上げることができます。エンターテインメントに特化したプラットフォームなので、提供先はタレントやアーティストの皆さんが所属する芸能事務所ですね。昨今は、国内に加えて海外へ、より「マーケットを広げたい」というニーズが高まってきているので。誰でも簡単に、海外販売を実現できるというのは、メリットかなと思っています。現在は無償でサービスを提供しておりますが、我々が無料で作って、お渡しすることもできますし、日々の運用まで委託していただくことも可能です。サイトの運用を10年以上やってきているので、「売り上げのあがるECサイト」の運用技術を、提供できるかなと思っています。

――「KINGU」のクレンジング剤は、(汚れを)マイナスして、プラスの準備をするアイテムですが、お仕事するうえで、しないように気をつけていることはありますか

う~ん。なんだろうな。なんでも思ったことをやっちゃうタイプなので、逆に何をやらないかと聞かれると…。

――先ほど若い部下の方と接されているお姿を拝見して、とても距離が近くて、楽しそうにお仕事されているなと感じました。信頼関係を築くうえで、しないように気をつけていることはございますか

あまり深く考えていないですけど、「気を使わせないようにする」はしているのかな。その方が、相手が本当に思っていることを、しっかり聞き出せるというか。のびのびやって欲しくて。ストレスを与えるのが、そんなに好きじゃない。部下には自発的に発信したことに対して、きちんと取り組んで欲しいと思っているので、「話しやすい環境をつくる」みたいなところはあるのかな。あとは、失敗しても感情的に怒るということはしないようにしています。問題が起こったところに対して、最短で解決できる方法を話し合うことを優先しますね。

――スキンケアや身だしなみとお仕事の関連性を教えてください。

朝起きて「服装何にしようかな」と決めることがあまり好きではないので、いつも決まったスタイルです。たいてい、コットン100%のTシャツを着ていますね。肌触りが好きなのかな。普段は、身だしなみを考えなくていいようにルーティン化して、商談や会社を代表してプレゼン・発表をするときなどは、より丁寧に、身だしなみを整える時間をもつようにしています。この時間を作らずに人前に出るのとでは、心持ちがまったく違いますよね。自信をもって臨める。

――肌や身体のケアで気をつけられていることはありますか

最近はダイエットをしているんですけど、コツコツやっていることが3つあって、まずは朝起きたときに黒酢を飲む。2つ目は、アーモンドミルクを飲む。3つ目は糖質オフの食事をとっています。リアルでの対面も増えてきているので、改めて、身体づくりへの意識が戻ってきているような感じがします。美容に関しては、妻が非常に詳しくて、一緒に出かけるときに化粧品コーナーに付き合うことも。その妻に、「KINGU」を使い始めて3日目ぐらいから、「肌が生き生きしてきた」「トーンが明るくなった」と褒められました。

身体がアクティブだと脳もアクティブに

あとは最近、休日などに自転車で移動する機会をつくっています。電動なので、そんなに大変ではないんですけど、ちょうどいいリフレッシュになっています。身体がアクティブだと、脳も活性化するので、何をするにも取りかかる時間が非常に早いですね。ダイエットもそうですが、「自分の身体へ意識を向ける」ということをつづけていくと、業務も含めて、やるべきことに対する意識が高まるというか、無理なく集中していける。スキンケアもきっと同じですよね。自分自身に目を向けることで、外部への意識も高まるんでしょうね。

内海拓郎

BEENOS Entertainment株式会社 代表取締役社長。

モバイルオーダーサービス「narabee(ナラビー)」や、エンターテインメント向けECプラットフォーム「Groobee」などの事業を展開。
日常とエンターテインメントとの距離をぐっと縮め、エンターテインメントと消費者の新しいつながり方を提供し、時代の1歩、2歩先を行く、新たな価値を生み出している。

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